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神戸いきもの会議

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カテゴリ:昆虫( 8 )

クサギカメムシの幼虫

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鬱陶しいほど蔓延ったシモクレンの枝を選定していたら、
葉の裏に孵化して間もないクサギカメムシの幼虫を発見。
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by ikimonokaigi | 2015-06-07 17:11 | 昆虫

冬の調査会で採集した面白い昆虫①

昨年冬の昆虫類・クモ類調査会で見つけた主だった種を紹介する。
(色々雑用などが重なり、続きの記事が随分遅くなりました)
ガ類は先に紹介したが、今日はコウチュウ類の2種。
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◆ハイイロヒラタチビタマムシ
任意採集ではコウチュウはあまり採れなかったが、
中ではハイイロヒラタチビタマムシが目ぼしいものだろ。
関東以西から台湾に分布する3㎜弱の小さなタマムシだ。
珍品ではないがありふれた種でもない。
大概は早春に見つかるから、春に羽化するのかと思っていたら、
初冬に新鮮な個体が採れたから、前年に羽化して早春に活動するということなのだろう。
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◆ハネナシナガクチキ
ベイトトラップで捕獲されたハネナシナガクチキ。
ナガクチキムシ類には珍品が多いが、これも珍品だった。
過去形なのは、冬場に照葉樹林で落ち葉の積もった所などを探せば見つかることが判ってから、
各地で採集されるようになり、かなり珍品度は落ちたようだ。
と言っても何処でも生息しているものでもないようだ。
体長は3~6㎜の微小種。和名の通りに後翅がないので飛べない筈だが、
FITで採れるらしいから不思議。
学名はNipponomarolia kobensis Miyatake, 1982で、神戸所縁の昆虫だ。
ところが、神戸市動植物データベースには載っていない。その訳を少し調べてみたい。
(記事担当:今給黎)
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by ikimonokaigi | 2013-01-28 05:06 | 昆虫

冬の昆虫類・クモ類調査会のガ

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冬の昆虫類・クモ類調査会で見つけたニトベエダシャク。晩秋に発生するガで、光にはあまり集まらないという。珍しいガではないが、採集シーズンではない時期に発生し、ライトトラップにもほとんど来ないから、目にする機会は少ないガである。
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フサヒゲオビキリガもこの時期ならではの種。北海道、本州、四国、小豆島、アムールに分布し、ブナ科コナラ属のクヌギ、カシワ、バラ科のサクラ類が食樹として知られている。成虫は晩秋から早春に見られ、真冬に活発に活動する冬のガの代表的種で、寒夜の林を飛び回る昆虫としては異端児。光りに集まらない負の走光性の種で、昼間に姿を見る事もある。この習性からライトトラップには集まらないが、樹液、花の蜜、腐った果の汁を好む習性があるので、樹幹などに糖蜜を塗って集める採集法が良く用いられる。
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フサヒゲオビキリガと同様、冬の蛾として忘れてならないのはやはり冬尺蛾だろう。調査会の日にもこの仲間のクロオビフユエダシャクをあちこちで見かけた。そしてこの種の雄がFITに複数個体が入っていた。雄は地表近くに止まっている雌を探して飛び回る習性があるから、林床にセットしたFITに掛かるのももっともな事だろう。
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写真のナカオビアキナミシャクは初冬から仲冬にかけて発生するシャクガの仲間。見た目はクロオビフユエダシャクにそっくりだが、属が異なり冬尺蛾のグループには含まれない。冬尺蛾ではなく秋尺蛾と言ったところだろうか。冬尺蛾の雌は翅の退化した種がほとんどだが、ナカオビアキナミシャクの雌は雄同様に両翅ともに完全だ。
クロオビフユエダシャクは日中に活発に活動する姿を見かけるが、ナカオビアキナミシャクの活動の中心は夜なのだろう。ライトトラップに入っいたのは上の写真のようにクロオビフユエダシャクばかりで、ナカオビアキナミシャクは全く入っていなかった。
(記事担当:今給黎)
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by ikimonokaigi | 2012-12-22 15:36 | 昆虫

キンヨウグモ

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「神戸いきもの会議」の第一回調査会で確認した昆虫類やクモ類を、FBやブログで少しずつ紹介している。今日もその一つ、キンヨウグモ。
このクモの解説に「美しいクモ」と判で押したように書かれている。褐色の地味な色彩の多いクモの中では確かに綺麗な部類かもしれないが、クモの嫌いの人にとっては綺麗も糞も無い只の気持ち悪いアシナガグモに変わりはないのである。
このクモの生態は「幼体は水平円網を張り、小昆虫を捕えて食べるが、成体は網を張らず、近くを通る昆虫を捕らえる」と思われていたが、最近の研究で、後期の幼体と成体はタテ糸だけからできた特殊な網を張り、 網に接近したりその上を歩く双翅類とクモ類をいきなり引っ掴む様にして捕らえることが明らかにされ、成体が網を張らないという定説は誤りらしい。
もう一つの面白い習性は、斑紋が現れたり消えたりすること。アシナガグモ、シロカネグモ、 カラオニグモ、エビグモ類などのクモ類でも体色変化をする種がいるが、これはイカと同様に、色素細胞が収縮拡大して体色を変えると見られている。
和名の由来も面白い。ドヨウオニグモというクモがいる。名の由来は、秋の土用の頃に成体になるからである。一方、キンヨウグモはこれより少し先んじて成体になる。「土用」を「土曜」にすり替え、「金曜蜘蛛」と名付けた命名者の遊び心である。
なお、キンヨウグモは兵庫県のレッドデータ(ランクC)に指定されている。

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by ikimonokaigi | 2012-10-18 08:32 | 昆虫

モリオカメコオロギ

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「神戸いきもの会議」の第1回調査会でモリオカメコオロギを採集して、虫籠に入れ持ち帰っていたのが死んでしまった。
それがこの写真。動き出すこともないので、ピント位置を変えて10枚程撮影し深度合成してみた。
オカメコオロギ類は触角間の白い線が特徴だが、姿が良く似ていて同定に苦労する。
モリオカメコオロギは、体色に艶が無く、後翅がやや長いのが特徴。ハラオカメコオロギより低く柔らかな音色で、やや長めにゥリィーリィーリィーと弱弱しく鳴き、林の落ち葉の下や下草に生息する。
なお、ハラオカメコオロギは農耕地や草地に生息し、翅に艶があり後翅は短い。リッ・リッ・リッ・リッ と4、5声ずつ切って鳴いたり、連続して鳴き、ミツカドコオロギ程鳴き声は鋭くない。
*画像はクリックすると少し拡大します。
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by ikimonokaigi | 2012-10-12 06:17 | 昆虫

イチモンジセセリ

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稲刈りの盛んな里山で見かける機会の増えて来るイチモンジセセリ。ウラナミシジミと共に、秋の深まりを教えるチョウのひとつです。
これらのチョウは、春から秋へと季節を経て、数回の発生を繰り返しながら数を増やし、南から北へ生息域を拡大します。しかし、関東以北などの寒冷地では越冬することは出来ません。
トンボではウスバキトンボが同様のパターンで、南西諸島から世代を繰り返しながら日本列島を北上し、寒さによって本土で死に絶えてしまいます。
魚に例えると、チョウチョウウオ類やスズメダイ類など、死滅回遊魚と似た習性です。
撮影:神戸市(2012.0919)

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by ikimonokaigi | 2012-09-26 06:23 | 昆虫

ハッカハムシ

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菜園の冬瓜が蔓延って何処に実が成っているのか分からない。蔓延った草に埋もれたのを見つけて、ひょいと葉に目を向けるとハッカハムシが止まっていた。このハムシの食草は名の通りにハッカ類である。ウリ科の冬瓜に来ていたのは偶々で、発生源は傍に雑草のように生えているアップルミントである。ハーブの害虫として嫌われている様だが、野山では案外お目にかかれないように思う。

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by ikimonokaigi | 2012-09-20 17:34 | 昆虫

ウスグモスズ

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クサヒバリに良く似ているウスグモスズというヒバリモドキ科の昆虫。
毎年、朝夕が涼しくなる頃室内に入ってくる。
1970年に東京で発見され新属新種で記載されたが、それ以降の発見はなく、1980年代に再び東京や大阪などの都市部で確認されるようになったという。
突然に東京だけで発見された経緯から、外来種と推定されている。
しかし、海外からは記録が無いのだそうだ。
何とも不思議な昆虫である。
しかも、クサヒバリのように美声で鳴くのかと思えば、全く鳴くことはない。
益々変な昆虫だ。

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by ikimonokaigi | 2012-09-15 18:51 | 昆虫