明日12月2日は神戸いきもの会議の初冬の里山林の昆虫類・クモ類調査でした。今回はベイトトラップ、ライトトラップ、衝突版トラップなどのトラップ調査も試みました。その事前の準備として、1日の午後からベイトトラップと衝突版トラップをセットしました。
こんな昆虫も活動しそうもない寒い時期にあほらしいことのようですが、意外な種を一寸期待しての調査会です。意外な種は思いもよらないやり方で見つかるはずと思うからです。でも、やっぱりあほらしい事で終わるかもしれないのですが。
衝突版トラップ:透明な板にぶつかった昆虫が下の水盤に落ちる仕組みのトラップ。FITと呼ばれます。
ベイトトラップ:地中にコップを埋め、昆虫が好む餌を中に入れて誘引して落とし込む仕組みのトラップ。
ライトトラップ:夜間に蛍光灯などの光源を使い、光に集まる性質のある昆虫を捕獲するトラップ。
2日の調査会当日は、他に参加者も無く、寒く寂しげな冬の林で寡黙に昆虫やクモを採集しました。思いのほかクモは採れますが、昆虫は少ないでした。調査も終わる頃、採集管を一個紛失。心当たりを探しても見つかりません。ただでさえ少ない採集品が更に目減りです。ガックリ。
そして夕暮れ前、自動式のライトトラップを二機設置しました。
(記事:今給黎)